今、ギターを始めようとしているあなたへ!
- 「音符読めないけどできるかな?」
- 「手が小さいけど大丈夫かな?」
- 「お金、結構かかっちゃうんじゃないの?」
- 「ギターの選び方が分からない!」
- 「まず何を練習すればいいの?」
- 「弾き方なんて、全く分からない!」
- 「あ〜すぐ挫折しそう!!」
などなど、悩みがたくさんあることと思います!
ギターという楽器は簡単に始められるイメージがありますが、実際のところ途中で挫折してしまう方も多くいます。
でも大丈夫です!音楽講師のDaisukeがギターの始め方を徹底解説!初心者でも挫折しない入門講座を行います!
ここでしっかりとギターを理解し、迷うことなく、楽しく、かっこよくギターを弾けるようになっていきましょう!!
まずは私、Daisukeの自己紹介
私は現在音楽レッスン(作曲・編曲・DTM・ギターなど)の講師をしており、その経験をもとに初心者の方がスムーズに上達できる方法を模索しています。
2005年にAqua Timezというバンドでデビューし、その後2018年解散までギタリストとして多くの楽曲を演奏してきました。
そしてバンド活動中も作曲や別アーティストへの編曲の活動をしており、また現在は作家事務所へ所属し作詞作曲編曲の仕事もしております。
こうした経験を活かして現在音楽講師、作家業、アーティスト活動などを行なっております。
私自身、最初は独学でギターを弾き始めたせいで、かなり時間をかけて遠回りしながらギターの腕を磨いてきました。
今は情報がすぐに調べられる時代なので、的確な練習法を学びながら効率よく練習すればきっとものすごいスピードで音楽スキルが上達していくはずです。
ギターを弾けるようになりたい、作曲できるようになりたい、そんな人たちの為に少しでも手助けができるよう現在講師活動を行なっております。
私の経歴は詳しくは以下のページでご確認下さい。
そもそもギターってどんな楽器??
これからギターを始めよう!と思う初心者の皆さんにとって最初に感じる疑問点。
それは、
「ギターってそもそもどういう楽器なの??」
ではないでしょうか。
簡単にいうとギターという楽器は
となります。
時にはかっこいいイントロのフレーズをギターが弾き始めたり、時には歌の伴奏をしたりします。また間奏では泣けるギターソロを奏でたり、ドラムのようなビートでカッティングリズムを刻んだり・・etc
ギターはその時々に応じて弾き方や音色を変え、楽曲の演奏を多種多様に彩ることができる楽器なのです。
主観ですが、ギターが楽器の中では一番表現方法が多い楽器だと感じています。それくらい色々な奏法があり、とても魅力的で楽しい楽器なのです。
音符読めないけどできる??
どの楽器もそうですが、音符が読めないと弾けないのでは??と思う方も多くいらっしゃいます。
ギターは実は・・・・
音符が読めなくても弾けます!!!!笑
最低限の音符記号の意味だけわかっていれば演奏が可能なのがギターのメリットです!
ギターでは主に、
- ギターの弦と指の位置(フレット)の場所を表記した「タブ譜」
- ギターの和音を意味する「コード」
が分かれば大抵は演奏できます。
フレットとは?
フレットとは、ギターのネック打ち込まれた棒状の金属を指します。
ギターの音階は、このフレットで区切られることにより決まっており、フレットとフレットの間を押さえることで音が鳴るようになります。
1フレット分上がるごとに、音階が半音ずつ上がります。
音符ではなくどの弦のどのフレット数を弾くか?という視点からでもギターを弾くことが可能です。
コード表記例
これはギターで「C」というコードの図解です。
このようにどの場所を押さえればよいかを確認するだけで弾けるため、
楽譜が実際に読めなくても弾くことが可能です。
(上級レベルになると楽譜知識も必要になります。)
楽譜が読めなくてもぜひチャレンジしてみましょう!
手が小さいけど大丈夫??
生徒さんの中にも、手の小ささを気にする方が多くいらっしゃいます。イメージとしては確かに、ギターは手が大きくないと弾けなそうに見えますよね。
安心してください。
どんな小さな手の人でも、ギターは弾けるようになります!!!!笑
ギターはフレット4つ分の手の開きがあれば弾くことができます。
実際にやってみるとわかりますが、そんなに手の小さい方でもほぼ届きます。
もちろん手が大きいほど有利ではありますが、手が小さくても凄腕のギタリストはたくさんいますのでご安心ください!
講師としての体験談
実際に私がレッスンしている生徒さんの中にも、手の小さい方もいらっしゃいます。
それでもしっかりとコードを押さえて曲が弾けるようになっていますよ!
ギターの種類は何がある?
では次に、ギターの種類についてみていきましょう。ギターの分類的には大きく分けて3種類のギターがあります。
エレキギター
ギターの中では一番ユーザーが多く、ギターといったらエレキギター!という方も多いです。
エレキギターは、ギターアンプに繋げて音量を上げて弾くことが前提となります。
ギター自体の音は小さいため、時間を気にせず練習できるのがメリットとなり多くの方が実際に使っています。
エレキギターの種類と選び方は以下の動画で説明しています。
アコースティックギター
通称「アコギ」と呼ばれ、ギターを弾きながら歌う方などに多く使われている種類になります。
ギターそのものの音量が大きく、ギターアンプなどがなくてもしっかりと音が鳴ってくれます。
ライブなどでアンプに繋いで音を大きくする通称「エレアコ」というアコギもあります。
クラシックギター
フラメンコやボサノヴァといったジャンルで多く使われるギターで、3本の弦がナイロンであるといった特徴があります。
こちらもギター自体音が鳴り、メロディアスなソロギターなども綺麗に奏でることができます。
優しいギターの音を好む人には向いているギターですね。
大きく分けてギターはこれら3種類に分類されます。
詳しくは、以下の動画で僕が説明していますのでご覧ください!
実際にギターを選ぶ基準は?
では実際にどういった基準でギターを選べばいいでしょうか?
その決め手となるのは、
「自分がどういう音楽のギターを弾きたいか?」
ということです。
例えば
- ギュイーンといったかっこいいギターソロを弾くギタリストになりたければ「エレキギター」をチョイスします。
- 歌いながらギターをザクザクストロークで弾いてみたい・・なんていう人はアコースティックギターを選ぶとよいでしょう。
子供の頃の体験談
一番わかりやすいのは、自分の好きなギタリストやアーティストと同じスタイルのギターを選ぶことです。
私は中学時代「X JAPAN」というバンドが大好きで、HIDEさんが使っていた「モッキンバード」というギターに憧れていました。
当然高くて買えなかったので、HIDEさんはエレキギターを弾いていると知り自分もエレキギターを選びました!
このように、憧れのギタリストのスタイルに合わせて自分も同じものを使って、そのギタリストと同じように弾いてみる。
そんなセレクトもありですね!
ギターを弾くために必要なアイテムとは??
ギターの大まかな種類がわかったところで、次にギターを弾くために最低限用意しておいた方がよいアイテムをみていきましょう。
ギター
当たり前過ぎますが、ギターは絶対必要です。笑
ギター初心者の方に「最初はどれくらいの値段のギターを買えばいいの?」という質問をよく受けます。
私の体験談
私の経験談からいうと「スタートは激安のギターを買う!」です。笑
そもそもギター初心者のうちは、ギターの音も良し悪しもわからない方が多いです。
(私も実際にそうでした・・笑)
ギターをどんどん弾いていくうちに、好みの音や形状、ネックの触り心地などがわかっていきます。
そのタイミングでより高価なものを選択するのがよいでしょう。
激安価格帯で言えば、現在は1万円程度でもギターは十分買えます。
(もっと安いものも探せばあると思います!)
最初はそういったギターでとにかく練習することが大事です!
ピック
ギターの奏法は
- 指で弾くフィンガー奏法と
- ピックというものを使って弾くピック奏法
があります。
ほとんどの方が最初はピック奏法をしますので、数枚ピックを用意しましょう。
(価格はピック1枚あたり100円程度)
色々なピックの形がありますが、ギター初心者の方が選ぶべきものは大きく分けて2種類あります。
ティアドロップ型のピック
多くの方が使うのがこのティアドロップ型です。
先端に向かって少しずつ尖っていくようなイメージで、どのような奏法でも対応できる万能型ピックといったところです。
トライアングル型のピック
おにぎり型と呼ばれることもあるこのピックは、ティアドロップ型よりも少し大きく3方向全て同じ角度になっています。
主にストローク奏法やカッティング奏法などで使われることが多いです。
私の実体験
私はアコースティックギターの時にこのトライアングル型を使用していたことがあります。
ピックの大きさがティアドロップ型より大きい分、弦振動が多くストロークの音が大きく出るためです。ピックもいろいろ試しながら、自分にあったものを決めていきましょう。
ピックの種類や厚さ、持ち方について詳しくはこちらの動画で話しています。
チューナー
ギターを弾く上で重要なのが、ギターの弦をきちんとチューニングすることです。
チューニングをするために必要なのが「チューナー」になります。
ギター初心者の方は、安価な「クリップ型チューナー」を選ぶとよいでしょう。
こうしたクリップ型のチューナーは、安いもので1000円前後で買うことができます。
値段も安く、ギターのヘッド部分にクリップ止めするだけでチューニングができてオススメです。
チューニングの方法
ギターを弾くアイテムが揃ったら、早速弾く準備をします。
まず最初に行うことは、先ほどのチューナーを使ってギターのチューニングをすることになります。
チューニングの音階表
チューニングの音階表になります。
一般的にはこのチューニングでギターを合わせます。
合わせたい音よりも音が高い場合はペグを回して弦を緩め、低い場合は弦を巻いていきます。
いきなり強く巻きすぎると弦が切れることがありますので、ゆっくりと行うようにしましょう。
チューニングのやり方は、以下の動画で説明しますので御覧ください!
ギターを弾く姿勢とピックの持ち方
チューニングができたら、ギターを弾く姿勢を見ていきましょう。
ギターの持ち方
まずはギターの持ち方ですが
このように、座った状態で右足に乗せるように持ちます。
こうすることでギターがグラグラせずに安定して演奏することができます。
ギターの構え方は詳しくはこちらの動画をご確認ください!座った時、立った時の構え方から、ストラップに関することも話しています!
ピックの持ち方
次にピックの持ち方です。
ピックの持ち方のポイントは、
- 親指と人差し指で挟むようにもつ
- 力をあまり入れず、割と軽く挟むくらいの感覚で握る
- ピックの先を出しすぎない
となります。
最初は慣れないかもしれませんが、あまり力まず優しく弾くことが大切です。
私の実体験
ピックの硬さも種類があります。私は最初ものすごく硬いピックを使っていましたが、どんどん柔らかいものになりました。
硬いもの、柔らかいものそれぞれにメリットデメリットがあります。
最初はどれが合うかがわからないので、何枚か厚さの違うピックを試して自分に合うものを探してみてください!!
コードCを弾いてみよう
準備が整ったら、早速ギターを弾いてみましょう!
ギター初心者が最初に弾くべきはこれです!!!
ギターコード「C」です。
ギターコード「C」とは
Cというコードは、ピアノで言うところの「ドミソ」になります。
コード=和音
のことであり、ドミソを一緒に音を鳴らすことで和音としてのハーモニーになります。
ピアノでも最初に習うコード=和音はドミソになりますので
ギターでも同じようにコード「C」から練習してみましょう。
ギターコード「C」の押さえ方
コードの押さえ方としては
- 6弦=×(鳴らしてはいけない)
- 5弦=3フレット
- 4弦=2フレット
- 3弦=0フレット(開放弦を弾く)
- 2弦=1フレット
- 1弦=0フレット(開放弦を弾く)
となります。
どうやって押さえるのか写真で見ると
このようになります。
6弦は弾いてはいけないので、5弦からピックでジャラ〜ンと弾いてみてください!!!
ここで音が綺麗に出た方は素晴らしいです!!!
出なかった方はそれが普通です!!!
ギター講師としての体験談
レッスン生徒さんの例を元に、音が出ない原因をいくつか紹介しておきます。
- 指が斜めになっていない
- 指が寝てしまい他の弦に触ってしまっている
- 押さえる力が弱い、もしくは指板の上の方を押さえてしまっている
おおよそこの辺りがコードの音が綺麗に出ない原因となることが多いです。
指板を押さえる指の「角度」
写真を見てもらうとわかるように、指がギターに対して斜め45度の角度で押さえていることがわかります。
こうすることで押さえやすくなり、全ての弦をしっかりと鳴らすことができます。
また斜めにすることで、弦を押さえる指が立ちやすくなります。
指がしっかり立てば、他の弦に触れることがなくその弦だけを弾くことができます。
指板を押さえる指の「位置」
指板を押さえる指の位置ですが、私の場合はおおよそフレットとフレットの真ん中を狙っています。
もし押さえにくい場合は、フレットの下の方を狙ってみてください。上の方を狙うと音がビビりやすくなります。
ギターでのドレミを弾いてみる!!!
コード「C」が押さえられたら、次に音階を弾いてみましょう!
ギターは伴奏とメロディ、どちらとも演奏できる楽器です。
ギターソロやイントロフレーズなどギターでメロディを弾く基本は、ピアノと同じで「ドレミ」になります。
では実際にギター指板上のドレミ位置を確認してみましょう。
ギターにおけるドレミファソラシド
これがギターにおけるドレミファソラシドの基本ポジションになります。
見方としては
- ド=5弦3フレット
- レ=5弦5フレット
- ミ=4弦2フレット
- ファ=4弦3フレット
- ソ=4弦5フレット
- ラ=3弦2フレット
- シ=3弦4フレット
- ド(オクターブ上)=3弦5フレット
となります。
ギターにおけるドレミの指使い
ある程度弾けるようになったら、今度は指使いを指定して弾いていきます。
このポジションの場合、
- 2フレット=人差し指
- 3フレット=中指
- 4フレット=薬指
- 5フレット=小指
となりますので、指定された指で先ほどのドレミを弾いてみてください。
これがドレミの基本となります。
このドレミのフィンガリングを応用して、色々なメロディやギターソロを弾いていくことになります。
講師としての体験談
ここでドレミをしっかりと弾けるようにしておくと後々非常に楽になりますので、頑張って弾けるようにしましょう!!
これは音階も大事なのですが、ドレミを弾くことによりギターを弾く指へと手が変わってきます。
レッスン生徒さんをみていても弾けば弾くほどギターに慣れていき、指が滑らかに動くようになっていきます。
最初は当然うまくは弾けませんが、練習すれば必ずできますのでしっかりやっておきましょう!!!
最後に
ギターは弾いているだけでとても楽しく、見た目もかっこいいので憧れる人も多い楽器です。
しかしながら初心者の方が挫折しそうなポイントも多く、すぐ簡単に弾けるものではありません。
ですが練習を繰り返し諦めなければ、必ず弾けるようになります。
ギターを始める方はぜひギターを生活の一部にしていただき、友達のようにいつまでも触ってあげてください。そうすることでどんどんギターが好きになり、ずっと楽しく続けらます!