みなさんこんにちは!
現在音楽制作において
パソコンを使ってのDTMが必須となっています。
色々なメーカーからたくさんのパソコンが出ており、
なかなか選ぶのも大変だったりします。
さて本日は
永遠のテーマとなっている
音楽制作における
「Windows」「Mac」
どちらがいいの?
というテーマになります。
すでに色々なウェブサイトでは
この話はかなりされておりますが、
2023年になりWindowsもMacも更なる進化を遂げています。
現在の状況も踏まえ
音楽制作に使うにはどちらが良いか?
私なりの意見を書いていこうと思います。
・Windowsのメリットとデメリット
私はDTMを始めたのが2003年。
その当時はまだ音楽ソフトもあまりなく
DTM自体がそこまで普及はしておりませんでした。
そんな中で私が選択したのは「Windows」でした。
・Windowsのメリットとは?
さて私はDTM開始の際Windowsを選びましたが
Windowsを使うことによるメリットがあったからとなります。
ではそのメリットはというと
・Windowsは汎用性が高い
・価格が安くスペックなど決められるBTOも多い
・ユーザーが多いため困ったときに聞ける人やネット情報が多い
になります。
・Windowsは汎用性が高い
当時色々な音楽以外のソフトは、基本的にWindowsをベースとして作られていました。
Officeなどが有名ですね。(Word,Excelなどがそうです。)
仕事でも使用するPCはほぼWindowsでしたので
兼用という意味でもWindowsの方が色々と便利でしたね。
今でもその流れは変わらず、やはりWindowsベースで作られているソフトは多いです。
色々と1つのパソコンでやりたい方はWindowsが向いていると言えます。
・価格が安くスペックなど決められるBTOも多い
Windowsも色々なメーカーからパソコン販売されていますが
DellやHPなど、スペックを決めてオーダーしてもMacと比べて価格がかなり安くなると思います。
これは私がWindowsを買った頃から変わっていませんね。
20代の私はお金がありませんでしたので
なるべく少ない費用でパソコンを買えることは大きなメリットでした。
まずは気軽に音楽を作ってみたい初心者の方には
Windowsがいいのではと思います。
またBTO(スペックをカスタマイズして注文できること)で
音楽制作に向いたパソコンを比較的安価でオーダーすることもできます。
この辺りもメリットとなることでしょう。
・ユーザーが多いため困ったときに聞ける人やネット情報が多い
パソコン全体の普及率としてはWindowsの方が多いため
何かトラブルやわからないことがあった時に
答えがすぐ見つかるということもWindowsの良いところです。
DTMにとってもそれ以外のソフトでも
やはりトラブルは必ず起こり、それを対応することが必要になります。
そういった時に情報量が多いのは魅力的であり
解決策もすぐに見つかると思います。
これもWindowsを使うメリットとなりますね。
Windowsのデメリットは??
Windowsを使うデメリットはというと
・動作環境的に不安定さが否めない
・ウィルス系の心配がある
・Macでしか使えない音楽ソフトや機材もある
といったところでしょうか。
・動作環境的に不安定さが否めない
私は2003年から2014年くらいまで
音楽制作はWindowsオンリーで行っていました。
メジャーデビューしてからも
DTMはWindowsしか使わず行っていましたが
それでも特に制作に支障はなく音楽が作れていました。
その後私はMacへ移行していますが
WindowsとMac両方とも使った経験から言うと
Windowsはやはり固まったり落ちたりする率が高い気がします。
もちろんメンテナンスやスペック・使用環境などでも変わると思いますが
私は経験上よく固まったりしていましたね・・
あくまで経験則なので参考程度にしてほしいとは思いますが
ほとんどの方がPCを買ってそのまま使うことを考えると
私と同じような環境で使う方が多いと思いますので
ある程度そういった認識はあってもいいかもです。
・ウィルス系の心配がある
Macと比べてWindowsはやはりウイルス感染確率が上がると思います。
セキュリティソフトを入れれば防ぐことができますが
セキュリティソフトが音楽ソフトと干渉したりすることもあったりで
何かと煩わしかったのを覚えています。
ちなみにMacは私の環境では
セキュリティソフトは入れておりませんが
今のところウィルス感染はしたことがありません。
・Macでしか使えない音楽ソフトや機材もある
DAWソフトの「Logic Pro X」というシェア率3位のソフトは
Macでしか使えなかったりします。
またオーディオインターフェースや
その他ソフトもたまにMacのみ対応などもあるため
そういったソフトを使いたい方は必然的にMacを選ぶこととなります。
ただしそれは逆も言えることになります。
(Windowsでしか使えないソフトもあります)
この辺りは使いたいソフト次第ということになりそうです。
・Macのメリットとデメリット
では次にMacを使うメリットとデメリットについてになります。
私は2014年に音楽制作環境をMacに切り替えました。
その理由としては
単純に音楽制作の現場で私の周りにMacユーザーが多かったことと
動作が安定していると聞いていたからになります。
ですが特にそれ以外の理由があったわけではなく
どちらかというと興味本位で使ってみたかったからというのもあります(笑)
・Macのメリットとは
私が音楽制作でMacを使い始めて約10年が経ちますが
その中でMacを使うメリットを挙げると
・動作が安定している
・以前より性能がよくなりスペック的に高い
・iPhoneとの連携性がよい
・なんといっても見た目がかっこよく音楽やってる感が強い
この辺りでしょうか。
・動作が安定している
WindowsとMac両方で音楽制作を行っていた私の意見ですが
断然Macの方が動作が安定しているなという印象です。
私はよくWindows PCでいわゆる砂時計マークで固まったり
突然ソフトが落ちたりを繰り返していました。
今は全体的にスペックが上がっているので
WindowsPCもそんなことはないのかもしれませんが
Macは今でも動作がとても安定しています。
音楽制作においてはストレスを感じることもなく
安心してできています。
やはりこういった安定動作というのは重要だと思っています。
・以前より性能がよくなりスペック的に高い
2020年、MacはM1という独自のCPUを導入しました。
このCPUが強烈にスペックが高く
今までのIntel製よりも段違いにスペックが上がりました。
またIntel CPUの時にあった、
PCから出る音(高負荷がかかった時に出る音)や熱が
ほぼ気にならないくらいに改善しました。
そして現在もM2、M3と更にCPUが進化しており、
おそらくですがWindows PCよりもスペック的に高くなっていると思います。
音楽制作ではCPUスペックは重要で
ここが上がれば上がるほど
色々な処理が素早くできたりするのでとても助かっています。
私は現在M1 Macbook Pro を使っていますが
どれだけ高負荷の処理をかけても全くトラブルが起こりません。
ストレスフリーで制作できるって本当に素敵なことです。
・iPhoneとの連携性がよい
日本のスマホ利用率として
iPhoneユーザーがシェア率1位となっています。
Macを使っていると
このiPhoneとの同期性、連携性がとても使いやすかったりします。
私は歌詞を主にMacのメモに書いています。
その歌詞を見ながら仮歌を歌ったりするのですが
iPhoneでメモを開くと同じデータが勝手に開きます。
またスケジュールやWebの情報など
iPhoneと色々な情報が共有できているので
何かをするときにとても便利です。
・なんといっても見た目がかっこよく音楽やってる感が強い
もはや使う人の一番の理由はこれなのではと・・・(笑)
メタルボディにりんごのマーク。
Macで何かやっているだけでクリエイティブなことをやってるように見える。
正直自分もMacの見た目気に入ってます!
音楽制作にはテンションも大事であり
気分を高めて作曲やDTMができる方がいいものができる気がしてます。
・Macのデメリットとは?
では次にMacに関してのデメリットとはなんでしょうか?
私が思うデメリットは
・Mac自体の価格が高い
・音楽に限らずWindowsでしか使えないソフトもある
・万が一壊れた時修理代が高い可能性がある
あたりになると思っています。
・Mac自体の価格が高い
MacはやはりWindows PCと比べてお値段が高い傾向があります。
音楽制作においては
PCのスペックはなるべく高い方が望ましいです。
そういったスペックをMacで組んで買おうとすると・・
まあお値段がかなり高くなってしまいます。
もちろん趣味の範囲で音楽制作をするのであれば
お手頃価格のMacでも大丈夫ですが、
全体的にWindowsよりも価格が高い傾向があります。
・音楽に限らずWindowsでしか使えないソフトもある
やはりPCのシェア率としてはWindowsの方が多いため
ソフトの開発などもWindowsをベースにしているものが多いです。
最近は色々なソフトがWindows、Mac両方とも使えるようになってきていますが
まだWindowsしか対応していないソフトもあります。
音楽制作においては
近年使う方が多い「ボカロ」ソフトでWindowsだけしか使えないものもあります。
(可不が使えるCevio が現在Mac未対応です)
Mac対応予定となっていますが
もう少し時間がかかると思われるので
ボカロ系の音楽制作をする方はWindowsユーザーも多いかもしれません。
・万が一壊れた時修理代が高い可能性がある
Apple製品には「Apple care」という補償サービスがあり
Macの場合購入から最大3年程度は補償範囲内で修理ができたりします。
しかし補償がなくなったとは修理は実費支払いとなります。
私は以前macbookの液晶を割ってしまい
修理に持っていったところ修理代がすごいことになりました・・・・
なのでそれ以降は保護フィルムを貼ったり保護ケースに入れたりしており
今のところ故障はありません。
しかし万が一そうなった場合は修理代が高くなる可能性があるということになります。
・では結論としてWindows or Mac どちらが良い??
では最後に音楽制作において
Window or Mac どちらがいいのでしょうか?
プロ目線からの答えは・・。
「どちらでもよい!」
です(笑)
ただし。
自分の音楽制作のガチ度ややりたいことに対して
それができる方を選んでください
というのが本気の回答になります!
例えばDTM初心者の方が最初に買うのであれば
まずは色々なことに使えるお手頃なWindowsでいいと思います。
初めから本気で音楽制作したい!という方は
ある程度ハイスペックのMacを買ってもいいと思います。
ボカロの「可不」を使いたければWindows、
Logic Pro XというDAWソフトを使いたければMac、
などなど条件によって選ぶのも良いでしょう。
今はどちらを選んでもプロ音源を作れる時代です。
どちらを選んでも間違いはないので
やりたいことでまずは選ぶと良いと思います!!!
この先の皆さんの音楽制作がより良いものとなることを願っております!
長文ご一読
ありがとうございました。